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2009年08月Archive

2009年08月05日

コンテンツ追加 Aug 05, 2009 | Comments (0)

お気付きの方もいると思いますが、久しぶりにWORKSやARTICLEなどにコンテンツを追加しました。

まず、WORKS のArchitecture に「2009. T house in Shimotsuke」を、
そして、ARTICLE のArticle List に「2009.05.01: 書から空間へ(住宅建築 2009年5月号)」、
Story List には「2008.11.18: Story 02 アブ・シンベル-2」を、
それぞれ追加しました。

Articleはコラムが掲載された雑誌が出版された日、Storyは転載元のブログにアップされた日なので、
少し(いや、かなり)日付が古くなってしまっていますが。。
是非、ご覧下さい!

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写真はガレージハウスでもある下野市T邸のインナーガレージです。

2009年08月15日

交差連子構造 Aug 15, 2009 | Comments (0)

去年の暮れに新プロジェクトとしてこの欄でご紹介させて頂いた三軒茶屋の住宅の設計がほぼ完了し、
工務店を決定する段階に差し掛かっています。
見積り調整を通して設計が一気にリアリティを持つ大事な瞬間でもあります。

今回の住宅は中庭を囲む平屋に近いプランが特徴ですが、さらに、平屋部分の屋根とそれを支える
壁柱を構成する構造材の在り方にこだわりました。
構造家は空間工学研究所の岡村仁さん。
内藤事務所時代からのお付き合いですが、今や日本を代表するとびきりの構造家です。

その岡村さんと「交差連子構造(こうされんじこうぞう)」と名付けた架構。
材を限界まで細くして、しかしそれらを数多く集合させることによって生まれる、しなやかで強靭な
筋肉繊維のような構造が、空間を支えます。
柱や梁が建築のスケールから離れて、家具や建具のような繊細な存在感を放ち始める、、
と想像していますが実際の効果は如何ほどでしょう。。


着工が楽しみになってきました。
施主のTさん、工務店さん、岡村さん。あと一息、どうぞ宜しくお願いします!

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2009年08月28日

書評 on「住宅建築」 Aug 28, 2009 | Comments (0)

書評を書かせて頂きました。
今月の「住宅建築」誌の、BOOK REVIEWというコーナーです。

ヨシフ・ブロツキー作「WATERMARK(邦題 ヴェネツィア)」。
この本に出会ったのは1996年。13年も前のことですが、自分の中で強烈に印象に残っていたらしく、
今回雑誌社から「本は自由に選んで頂いてもよいので、、」という突然の依頼に、
何故か思い浮かんでしまった一冊でした。

自分がノーベル賞作家の書評を書くというおこがましさは、どうにもなりませんが(笑)、
13年経った今でも、なぜ自分の中の印象が色褪せずに残っていたのかを自己検証することには
少なからず意味があったように思います。

No.413 月刊『住宅建築』
2009年9月号(発売/8月19日)の112〜113ページ。
本屋さんで見かけたりされた場合は、ぜひ、感想などをお聞かせ下さい。

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「ヴェネツィア 水の迷宮の夢」
原著 : Joseph Brodsky
翻訳 : 金関寿夫
価格 : ¥ 1,985 (税込)
単行本 : 151 p
サイズ : 756(hundredths-inches)
出版社 : 集英社



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