現在銀座で開催中の「本のための小さな家具展」は明日最終日を迎えます。
様々な反響を頂いていますが、その内の一つをご紹介します。
その職能/肩書きが「読書家」であるという、ヤマナカがお会いした初めての方。
和田晃一さんは本のソムリエとして、IDL通信というメールマガジンにブックレコメンドサービスを提供されています。
その中で、以下の様なコメントを頂きました。
■第23号より
松岡正剛さんに紹介戴いた山中祐一郎さんの「書盆」が銀座の東急ハンズで展示されています。APARTMENTという集まりが3年前から開催している「本のための小さな家具展」で、本を取り巻く素晴しい関係を小さな家具や道具に表現するという企画です。山中さんは「千夜千冊」専用の本棚「燦架」が有名ですが、この「書盆」はコンパクトなデザインにもかかわらず開放的な本の世界が感じられます。その秘密は彼の言葉にありました。「建築家は現実の空間と時間を扱うのが仕事だけれど、本の中にこそ、あらゆる空間と時間が閉じ込められている」
■第24号より
私は読書の傍ら「本棚プロデュース」もしていますが、今回は以前メルマガでご紹介した山中祐一郎さんの「書盆」を使ってみました。今春オープンした鰻割烹さんの本棚ですが、ウナギ関連の資料や江戸文化を伝える本、芸能と修行に関連する書籍などを並べています。オブジェとしてではなくお客様が実際に本を手に取るかどうかわかりませんでしたが、意外なほど注目されているようで、著者本人が並べて欲しいと置いていった本も加わりました。定期的に僕が本を入れ替えますので、旗の台でお食事の際は「うなぎさゝ木」へどうぞ。味は折り紙付きです。
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おかげさまで「本のための小さな家具展」はご好評を得て、今年もこの後の巡回が予定されています。
まず、9月5日から小淵沢のリゾナーレBooks & Cafeにて。こちらは10月25日まで続きます。
そしてその開催期間中、9月18日から23日まで、高遠のブックフェスフェスティバルにも参加。
街のいたるところが会場となり様々なイベントが開催されていますが、我々の会場がまた面白くて、なんとJRバス高遠停留所の待合室です。
どちらも街や環境そのものが魅力的なので、是非お出かけされてみては如何でしょうか?