2011年04月Archive

愛媛県の伊予三島で住宅のプロジェクトが進行中です。
先日、打合せのために夜行バスで出掛けました。

せっかくなので少し脚を伸ばして、松山市にある伊丹十三記念館を見学。
設計は中村好文先生。
女優の宮本信子さんら発注者が中村さんを設計者に選んだ経緯は知りませんが、
最適な人選が良い結果を生んでいる幸福な建物でした。

今回の住宅では外壁に地場の材料である焼杉を使うことを検討中。
この記念館が同じ仕上げを採用しているので、実例チェックでもありました。
目的の打合せも上手く行き、これで基本設計をまとめることが出来そう。。
プロジェクトの概要については何れまたこの場でご報告します。

伊丹十三記念館の中庭。桂の木に新芽が芽吹いていました。

「本のための〜」で製作した作品イングルヌックを、鎌倉のsyocaさんにお届けしました。

イングルヌックは、家のちょっとしたコーナーに書斎を出現させるアイテムとして、
「茶室の様な身体スケールの空間をこれ以上無くコンパクトに、そしてインスタントに
設えることが出来る」ように考えたものですが、実際の展示会では意外にも子供たちに人気。
それなら、、と昨年秋にオープンした絵本と家具の店 syoca に、お目見えすることになりました。

syoca は素敵な絵本のラインナップと共に、apartment の家具を実際に見ることが出来る
唯一のお店です。
気候の良い季節の鎌倉散歩に、是非お出掛け下さい！

最近のお店の取材記事はこちら　→　http://culture.fiat-auto.co.jp/design/1011

東京はすっかり春めいて、公園に新緑が萌え、
桜も既に満開を過ぎて花吹雪が舞っています。
冬には立ち枯れているように見えた枝々にも
必ず毎年春が来てまた緑が芽吹くのを知ると
生命の逞しさ、大地の慈しみを想います。
この春の暖かさが東北にも届き、疲れた心を
ひとときでも癒してくれる事を願っています。

春は変化の季節でもありますが、
この春は、本当に様々な変化がありそうです。

因に、トップページの画像を入れ替えました。
「南小岩の家」に家具が入り、新しい生活が
始まっています。

住宅建築６月号が発売になりました。
「独創する木造」という特集で太子堂の家を大きく掲載して頂いています。

ヤマナカはこの掲載のために「黒い森」という文章を書きました。
この住宅の空間を木造のゴシックに準えて自己批評してみたものです。
また、この仕事をご一緒した構造家の岡村仁さんも文章を寄せて下さいました。
木構造とその発想の可能性について触れています。

是非ご一読下さい。

以前小欄でご紹介した愛媛のプロジェクトは順調に進行中で、実施設計に入っています。
今回は担当の秋田が一人で出張。
住宅については初担当の新人ですが、大変熱心に取り組んでくれています。
写真はこの家の外観のイメージで、秋田が作った模型写真に少し画像処理を加えたもの。
完成は来年春の予定です。

さて、いよいよゴールデンウィークですが、S.O.Y.は暦通りの休日に６日を加えて
お休みさせて頂きます。（５月２日（月曜日）は営業。）
お急ぎの御用の際は、ヤマナカの携帯電話までご連絡下さい。