オープンハウスのお知らせ! May 08, 2016
【 中野新橋の家 オープンハウスのご案内 】
神田川を渡ってすぐの小さな丘の上に、この家は立っています。家族が住み継いできた閑静な住宅街。当敷地にあった木造2階建ては施主の生家でしたが、ここしばらくはご母堂が1人暮らしをされていました。
計画は施主夫婦とご母堂が再び共に暮らすための二世帯住宅。道路から1mほど上がっていた地盤面を下げてアプローチを容易にすると同時に、斜線制限で抑えらる高さの中で三層を確保。容積率一杯のRC造3階建てとなりました。
角地のため、二方に面する道路と北側隣地からの斜線によって不整形な屋根型が導かれますが、その屋根と外壁、一部の塀を同色の仕上げとし、さらに目地を消したことでカタマリとしての印象が顕れます。そのカタマリに入口を二つ。1階と2、3階で各世帯の動線を分離して、それぞれの生活のリズムが守られるようにしました。
1階はワンルームに近いオーソドックスなプランですが、2、3階は、屋根型を内側から見せる立体的な構成。内部空間を最大化するため、斜線制限一杯に架けた屋根から3階床スラブは吊り下げられています。その床の周囲を壁や屋根から切り離すことで、光と風、そして生活の気配を流通させる効果が生まれました。これが、このコンパクトな住宅に豊かな空気を齎しています。
前作に続き今回もこの挑戦的な構造を成立させたのは、なわけんジム。そして難工事を完遂したのは渡邉富工務店です。なにより施主ご夫婦の深い理解とご協力がなければ、計画は始まりませんでした。
このたび施主のご厚意によりお披露目の機会を頂きました。
この機会に皆さまにご高覧頂き、ご批評賜れれば幸いです。
【日時】 2016年5月14日(土) 午前11時~午後7時
【場所】 東京都中野区本町
【概要】 RC造3階建て(二世帯住宅)約48坪
【設計】 S.O.Y.建築環境研究所 + なわけんジム
【施工】 株式会社 渡辺富工務店
【アクセス】 東京メトロ丸の内線「中野新橋」駅より徒歩5分
【お問合せ】 S.O.Y.建築環境研究所 担当:池谷、山中
03-5925-8735 info@soylabo.net
※予約制です。ご予約いただいた方に詳細(住所等)をご案内いたします。