帰国しました。 May 04, 2007 | Comments (0)
ミラノサローネを終えて、先日、イタリアより帰国致しました。
立地にも恵まれ、TOKYO DESIGN PREMIOは大変な動員が得られたようです。
今回、自分の作品がミラノの地で多くの人の目に触れて頂く機会を得られたことは、
私にとって大変な意義がありました。
企画関係者、同志の参加者、そして制作に携わって下さった方々に感謝致します。
初めてのサローネ参加でしたが、本場の展示と展示物の想像以上のクオリティと物量には圧倒されました。
日本とイタリア(ヨーロッパ)において、
生活文化の中における家具の位置付けの違いは決定的であり、それは、都市構造、建築環境、室内空間から、
不断に連続しているものであることを改めて認識しました。
英国への留学以降、自分の創作活動は日本人としてのアイデンティティを確認する作業と考えてきましたが、
いつの間にか見えない枠に囚われ身を縮めていたのかも知れません。
一度枠を外し自由に世界を俯瞰した上で、自分の立ち位置を再構築しなければならないことを、
改めて考え始めています。