NEWS-S.O.Y.建築環境研究所
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2007年09月Archive

2007年09月03日

STUDIOVOICE ONLINE site open! Sep 03, 2007 | Comments (0)

本日9月3日より「STUDIO VOICE ONLINE」が始まりました。

「STUDIO VOICE ONLINE」は、クリエイターのためのオープン型SNSを軸に、様々な活動を支援するエッジコミュニティサイト。
WEBサイトでの展開と併せ、定期的なリアルイベントも実施。
「STUDIOVOICE」本誌ともリンクして、イベントのレポートや対談、ONLINE版用の特設コーナーなどを設置していきます。

※エッジメディアコミュニティとは、時代の最先端にいる人達(共同体)をひとつの情報媒体に概念化したもの。。だそうです。

我々も賛同クリエイターの一人として、この企画の立ち上げに参加しています。 是非一度、ご覧ください。
http://www.studiovoice.jp/

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2007年09月09日

Designcluster in Berlin Sep 09, 2007 | Comments (0)

9月13日から23日まで、ベルリンにて Designcluster というエキシビションに出展する事になりました。
これは、ドイツで開催されているアジアパシフィックウィークにおけるイベントの一つに位置づけられるDMY主催による展覧会で、
アジアの4都市から4組ずつのデザイナーを選出し展示するものです。
S.O.Y.は、今年のミラノサローネでも展示したEFoSの出展要請を受けました。

The exhibition features experimental product design by young designers from the Asia-Pacific region.
A design cluster made up of 4x4 designers from Asia‘s 4 leading metropolises Tokyo, Seoul, Hong Kong, and Shanghai,
curated by Joerg Suermann.

We exhibit EFoS which we exhibited in Milan, in Berlin again.

EFoSは、木製の単一材料の繰り返しによる縦格子がヒンジによって連結し、伸縮や折畳みが自在な構造体です。
同じ仕組みを使ってプロダクトや家具等の展開が可能で、今回ベルリンでは、椅子、スクリーン、照明の3点を展示して参ります。
(制作はいつも頼りにしている秋田の高階木工所の高階さん。)

ヤマナカは9月10日から17日まで日本を離れておりますが、事務所は通常通り営業しております。

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2007年09月23日

ベルリンから戻りました。 Sep 23, 2007 | Comments (0)

前にお知らせしたベルリンでの展示から、無事にセッティングとオープニングを終えて戻って参りました。

短い期間の中でロンドンとベルリンを周り、12年ぶりに立ち寄ったロンドンでは、経済の好況に支えられた街の変化を体感。
アジアパシフィックウィーク開催中のベルリンでは、ヨーロッパに於けるアジアの位置を再認識すると共に、
アジアというアイデンティティが、アート/デザイン分野で果たし得る可能性を感じることが出来た有意義な体験となりました。

本展示の企画をしたDMYは設立されてからまだ若く、ベルリンのユースカチャーのエネルギーがそのまま形になったような組織で、
国の境が曖昧になりつつある欧州の人的交流を延長する感覚で、積極的に対外的な活動を展開しています。
(彼ら自身、昨年は東京のコンテナグラウンドで、今年はソウルのデザインフェスティバルでプレゼンテーションの場を持つ。)
彼らのオフィスは、クロイツベルグという地区の中、かの「壁」の近隣であった為に開発が立ち後れた運河のほとりに位置し、
かつて大きな製造工場だった廃墟を改造した建物を、現在では、アーティスト、デザイナー、建築家たちが
アトリエ・コンプレックスとして再活用している、その一角にあります。そこは羨望を禁じ得ないクリエイティブな環境でした。

ギャラリーは、そのクロイツベルグとミッテの境に位置するヴァルシュトラーセ(英語では wall street)沿いに位置しています。
9月13日オープニングを迎えた、デザインクラスター<アジア>と題された展示は、約500平米のギャラリー空間の中、
出展した各都市の地図上の位置関係を模して設えられた展示台に載せて、一堂にプレゼンテーションされました。
DMYの尽力でオープニングパーティには多くの来場者があり、この展示に対する関心の高さを確認できた事は大きな収穫でした。

本展示の企画の中心は、東アジアという一つのクラスターにおけるデザインが、
欧州のデザインに対してどのような関係を持つのかを俯瞰しつつ、
クラスターの中の各都市(国)のアイデンティティがどこにあるのかを明らかにすることを意図したもの。
実際にどうであったかは、少ないサンプルに対する私感でしか言えませんが、
デザインのレベルでいうと、各都市の間には明らかな差がなくなってきているように感じました。しかしながら、
やはり朧げな傾向は現れるもので、上海と香港はポップ、キッチュなテイストが多く、ソウルはスタイリッシュなものが好まれ、
東京はユーモア若しくはインテリジェンスのあるデザインへの傾向が強いように感じられました。

インターネット接続が常態化し情報取得の早さに差がなくなり、さらに情報発信が双方向化した今日、
もはや、地域差によるデザインの先進性などというものは消滅しました。
むしろ地域の消費社会の成熟度(ニーズ)と、伝統や文化に対する再解釈、あるいはその咀嚼と消化によって確立される
新たなアイデンティティ(シーズ)が、現在からのデザインにはより重要になることでしょう。
自分自身、今回の経験を通じて、特に「ベルリンという外部から東アジアという内部へ」の視線を持つ事によって
改めて感じられたいくつかの事は、今後の創作活動にとっても良き糧となる事は間違いありません。

今回の機会を与えて下さった DMY Berlin には、改めてお礼を申し上げます。
Joerg, Heike and everybody in Berlin! Thank you so much for everything!!


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2007年09月27日

無理矢理 スローライフ! Sep 27, 2007 | Comments (0)

2003年よりS.O.Y.では、「自然派個性住宅」で新しいマーケットを創造している株式会社アールシーコアと契約し、
オリジナルブランド「BIGFOOT(→ http://www.bigfoot.jp/)」の商品開発をお手伝いさせて頂いております。

BIGFOOTは、ユニークな企画住宅の開発を進めると同時に、2005年より、1週間単位で購入できる新しい別荘所有システム
「フェザント別荘オーナー制度(→ http://www.pheasant.ne.jp/)」を開始しました。いわゆる、タイムシェア別荘です。

我々もそのオーナーとなり、例年9月の最終週の金曜日から7日間、この「フェザント」を利用し、(夏期休暇の代わりとして)
山中湖に行く事にしています。
毎年決まった時期に休暇を取る事になりますが、働き過ぎの日本の社会にスローライフの豊かさを導入するきっかけとして、
恒例化することで既成事実化し得るこの手法をもって、BIGFOOTは「無理矢理スローライフ」と銘打ち、世に広める計画です。

確かに我が身を顧みてもスローがままならない毎日で、今もまさに、今週末からの山中湖の為に、
連続で徹夜をしながら前倒しできる仕事を無理矢理片付けている有様ですが。。

ということで、今月28日から来月5日までは山中湖です。
電波の状況に拠っては連絡が取りにくい事もあるかも知れませんが、どうかご容赦下さい。6日より通常営業に戻ります。

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