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交差連子構造Aug 15, 2009

去年の暮れに新プロジェクトとしてこの欄でご紹介させて頂いた三軒茶屋の住宅の設計がほぼ完了し、
工務店を決定する段階に差し掛かっています。
見積り調整を通して設計が一気にリアリティを持つ大事な瞬間でもあります。

今回の住宅は中庭を囲む平屋に近いプランが特徴ですが、さらに、平屋部分の屋根とそれを支える
壁柱を構成する構造材の在り方にこだわりました。
構造家は空間工学研究所の岡村仁さん。
内藤事務所時代からのお付き合いですが、今や日本を代表するとびきりの構造家です。

その岡村さんと「交差連子構造(こうされんじこうぞう)」と名付けた架構。
材を限界まで細くして、しかしそれらを数多く集合させることによって生まれる、しなやかで強靭な
筋肉繊維のような構造が、空間を支えます。
柱や梁が建築のスケールから離れて、家具や建具のような繊細な存在感を放ち始める、、
と想像していますが実際の効果は如何ほどでしょう。。


着工が楽しみになってきました。
施主のTさん、工務店さん、岡村さん。あと一息、どうぞ宜しくお願いします!

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